香り米を育む四万十川、その名前の由来とは?

香り米を育む四万十川、その名前の由来とは?

美味しい高知の香り米を育む「四万十川」って?

香り米の香りの良さと美味しさを育む大きな要素として不可欠な「四万十川」。日本全国でも清流として多くの人に知られた存在だと思います。その美しい水は鮎などの川魚が多く暮らし、美しいままの生態系を維持し続けています。香り米・奥四万十ノ奇跡Premuiumも、自然豊かな四万十川の恩恵のもとに守られている生態系の仲間の1つです。
あまりに有名でほとんどそんな疑問を持つことはないのですが、でも、立ち止まって考えてみると、そもそも「四万十川」って名前、少し独特ではありませんか?語源は何か?いつからそう呼ばれるようになったのか?香り米について様々なストーリーがある中で、この「四万十」という土地、その名前、言葉の成り立ちについてもっと踏み込んで調べてご紹介できればと思います。きっと、そうやって四万十川についてのストーリーをさらに広げることで、香り米をギフトで贈る方からのお話や、ギフトやお祝いなど贈り物として受け取った方の楽しみが広がるはず。そのブランドが持つバックグラウンドって「へー、そんなことがあるのか」「そんな歴史があったなんて」といった楽しさや知的好奇心を満たしてくれて、ブランドや製品をもっと好きになってもらうきっかけになったりすると思います。香り米奥四万十ノ奇跡も、みなさんにそう感じてもいただき、その美味しさや香りの良さだけでない魅力を楽しんいただきたいと思います。
 
それでは、「四万十」の語源について、ですが調べてみるといくつか説があることがわかりました。まずそのひとつ目ですが、四万十川はかつては「渡川」と呼ばれていたということがわかりました。江戸時代まではその渡川という名前で呼ばれていたものの、徐々に四万十川と表記がかわりながら呼ばれるようになっていったという。なぜ変化したのか、という点は調べても残念ながらこれ以上の情報はなかった、、、のですが、「渡川」という表記から「四万十川」という表記に移行したのは「渡」という文字を分解して当て字として「四」「万」「十」となったとあります。「氵」が「四(シ)」ということ、「渡(ト)」が「十」までは当て字として理解できるのですが、「万」はどこから・・・?という疑問は残ります。明治時代になると四万十川という表記は定着し、江戸時代の文献で渡川という表記が残っているということで江戸から明治で移行したということが残されています。明治時代は1868年からなので、四万十川という名前が定着して150年という期間になります。もっと昔から呼ばれていたんじゃないかって思ってしまったりしますが、以外にもそこまで昔ではなかったという印象ですよね。
 
ふたつ目の説ですが、もともとこのエリア一帯が地域の方たちからは「四万十郷」と呼ばれていたため、川もそう呼ぶようになったというものです。コレに関しては前述の渡川という呼称が変化していった理由の1つとも言えます。昔から地元の方たちが正式な名称とは別に呼んでいた愛称のような名前がそのまま正式な名前と入れ替わるというパターンです。3つ目も地域の方が呼んでいたという由来に近い内容ですが自然が豊富ということを表現した言葉が「四万十」だったというものです。地域の方が愛称的に称賛して呼び始めたものが広まり定着したという。それにしてもなぜ「四万」なのかは気になるところです。通常だったら百万千万・・・とするところなのでは?と思います。


ギフトや贈り物に四万十川の豆知識もご一緒に。

「四万十」という珍しい表記であっても明確に「コレ」という規定や歴史的な事実はなく、どれも「あり得る」説というものばかり。おそらくですが語源はどれかひとつということではなく、それぞれが混ざり合った結果なのではないかと思っています。どれも明確ではないけれど、それなりに少しずつ納得感があるという。総じて言えることは「地域の人達に愛され大切にされてきた」という事実があるということだと思います。美味しい香り米をはじめとした豊かな自然の恵みを古くから与え続けてくれた川を称賛し、愛し続けて守り続けてきたからこそ生まれ定着した名前、それが四万十川。そして、同じように守られ続けて来たのが高知の香り米なのです。
 
有名な清流の名前ということもあり、少し当たり前のように感じている「四万十川」ですが、少し踏み込んでみただけでそのありがたみが感じられる、地域との歴史がありました。香り米のなんとも言えない懐かしく心豊かな香りはこの自然があってこそ生まれるものなのだと思わせる、人々が守り続けた貴重な自然の歴史がありました。高知の香り米をギフトや贈り物でお渡しするときに、大切な人とのちょっとした小話だったり、一緒に四万十の自然に思いを馳せてみたり、昔から守られてきたその情景は香り米の香りの広がりをいっそう大きくしてくるれのではないでしょうか。今回の「なぜ四万十川という名前なのか」というコラムが高知の香り米をギフトや贈り物で大切な人に贈りたくなる、一助になっていたら幸いです。

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