香り米=おばあちゃんちのお米

高知に生まれ育った私にとって、香り米は幼い頃から慣れ親しんだお米です。その中でも、香り米の香りを一番強く感じた食卓は、祖母の家での食卓でした。
祖母が暮らすのは、香り米が育つ奥四万十地域の中、四万十川現流域のある津野町という地域です。子どもの頃は、なぜ祖母の家のお米はこんなに香りが強いのか、その本当の理由を認識していなかったように思います。ただ、「おばあちゃんちのお米は香りが強くて何かが違う」とだけ、子どもながらに思っていました。
でも、何度か「おばあちゃんちのお米の匂いがいつもお家で食べているのとの違う。どうして?」と、祖母や、祖母の家に集まっていた親戚に聞いたことがあったように思います。
その時に大人たちが香り米について子どもの私に説明してくれたか、記憶の中では思い出せませんが、嗅覚はしっかり覚えていて、今でも目を閉じれば当時の祖母の食卓の風景と、食事の時間を知らせる香り米が炊き上がる香ばしい匂いを鮮明に思い出すことができます。
4人の男の子を育て上げた祖母の炊飯器は、学校の給食室にあるような大きな炊飯器で、一度に大量の香り米が炊き上がります。祖母と一緒に台所に立つのが大好きで、食事の準備のお手伝いをよくしていた私は、親戚たちの体の大きさを見ながら、子どもの私には羽子板のように感じた大きなしゃもじで、それぞれにご飯をお茶碗によそう担当をしていました。
幼少期に祖母の家で何度も口にしたあのお米が香り米だということを認識したのは、ずっと大人になってからのことですが、香り米は私にとって、祖母との記憶そのものといっても過言では無いくらい、懐かしい思い出が詰まったお米です。
すき焼きと香り米がいつものおもてなし料理

祖母の家に遊びに行くのはいつも決まって、お正月や夏休みなど、親戚家族も集まるような時でした。祖母には孫やひ孫たちが集まる時に決まって出す定番メニューがあります。
それが、「すき焼き」です。
具材は牛肉、白菜、ニラ、お豆腐にこんにゃくと、いたってシンプルなものです。
こんにゃくは祖母の手作りで、太くカットした肉厚のこんにゃくが私のお気に入りでした。
お砂糖にお醤油、酒、みりんという定番の調味料で、祖母の目分量で味付けをするんですが、毎回しっかり"いつもの味"になります。幼心ながらに、まったく計量せずに、お肉や野菜の量もまったく同じわけではないのに、毎回同じ味にできる祖母の味付けの魔法を尊敬していたことを覚えています。
小学生くらいになると、何十回と食べ親しんだその味付けを私の舌もすっかり覚えて、ちょっとお砂糖が足りない、お醤油が足りないと、”いつもの味”になるまで最後の微調整をする最終工程を任せてもらえるようになりました。
食卓を囲む親戚たちに、「うん、ちゃんとおばあちゃんのすき焼きになっちゅう!美味しい!」と言ってもらえることが、祖母の正式な弟子として認められたみたいで、照れながらも嬉しかった子どもの頃の記憶があります。
家族みんなで囲むすき焼きと、炊き立ての香り米。
これが親戚が集まって賑やかな祖母の家の食卓のいつもの風景です。
少し甘めの祖母のすき焼きの匂いと、香り米の香ばしい匂いが一気に家の中に広がって、そこからは楽しいおしゃべりと、孫やひ孫たちの「おかわり!」の連呼が始まります。
濃いめの味付けのすき焼きが食欲をそそってごはんも進むので、大きな炊飯器いっぱいにあった香り米のごはんも、食事が終わる頃にはすっかり空っぽになります。
どんな料理にも合う香り米
お米自体に香りがあると、合わせるおかずが困るのでは?と思われるかもしれませんが、香り米はどんなお料理にも合います。私の一番のオススメはもちろん"祖母のすき焼き"ですが、和洋中、カレーでも炊き込みご飯でも、普段のお米と同じように楽しんでもらうことができます。
むしろお米自体に香りがあるので、いつもの味付けやいつものおかずであっても、普通のお米を香り米に変えるだけでも、食事のバリエーションが増えます。おかずや味付けを変化させることはあっても、お米の味を変えるのは、あまり一般的ではないかもしれませんが、香り米で食べるからこそいつものおかずも少し違った表情を見せてくれることもあるかもしれません。
希少性の高いお米ですが、祖母の家がある津野町をはじめとした奥四万十地域では、いつも香り米が食卓の中心にあって、家族が毎日食べるお米として親しまれています。
炊き上がる時の香り米独特の香りに少し驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、炊き方や保存方法など、取り扱いは普通のお米とまったく変わりません。
日本が食料自給率100%を誇り、昨今改めてその価値が再評価されつつあるお米の新しい楽しみ方に、香り米、いかがでしょうか?
商品のご紹介
"高知の香り米"は高知県四万十川の清らかな水ではぐくまれ、澄んだ香りとおいしさ、高級感のあるパッケージで人気の香り米です。結婚・出産、新築・新居など各種お祝い・内祝い・ギフトにもおすすめです。
奥四万十ノ奇跡
この記事を書いた人
きたぞえ はるな
育ち盛りの3人の子どもと5人家族で、炊飯器は毎日フル稼働。
炊飯器から香り米が炊き上がる香ばしい匂いで、
自然と「お腹空いた〜」とみんなが集まってきます。
お米はいつも、家族の食卓の中心、笑顔の中心です。
高知とお米をこよなく愛するはちきんお母さんを代表して、
これからも香り米の魅力を発信していきます!
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