美味しい高知の香り米、実際どんな香りがするのか?

美味しい高知の香り米、実際どんな香りがするのか?

美味しい高知の香り米、実際どんな香りがするのか?

高知の香り米はその名の通り、香りに特徴があるお米です。食味は普通のお米と同じでありながら、香りが強いのが特徴です。それは食欲を刺激する香り、ポップコーンに似ているなどなど様々と言われていますが、今回ここでは、実際に食べてもらったご家庭のリアルな香りの感想を紹介したいと思います。
 
食べてもらったのは、小学生2人のお子さんがいる4人家族のおうち。以下は、その方たちからの感想になります。
 
まず香り米で驚いたのは、炊いている時の香りです。通常のお米と同じように炊く、と聞いていたのでいつもの我が家の炊飯器でいつも通り炊いてみたところ、炊飯器から湯気と共にほっこりとするようなお米の香りがしました。その「ほっこりな香り」は、親の私にとってはなんとも懐かしさを感じる香り。高知県出身でも高知県在住でもないので、「昔食べた記憶」などないのですが、懐かしさを感じました。一方、子どもたちはというと「濃いお米の匂い!」というリアクションでした。言われてみると確かにお米の香りなのだとは思いました。お米の香りの中にある、香りの一つがとても濃くなったような印象。炊いている時のその香りはリビングにまで広がり、帰宅した父親/夫も「お、今日のご飯なになに?」というリアクション。高知の香り米ということを伝えると、私の感想と同様に「なんか懐かしい感じがする」と言っていました。夫も高知にゆかりはない人間なのですが、「香り米に感じたこの懐かしさってなんだろうね?」と夫婦ともども不思議な感覚。そして、その懐かしさは「癒やし」があり、リラックスして笑みがこぼれるようなアロマという感覚でした。


続き:美味しい高知の香り米、食べた時の香りの感想とは・・・

(引き続き、食べてもらったご家庭の感想になります)
 
その時の香り米といっしょに食べるおかずメニューは、餃子でした。作り置き冷凍しておいたものでどちらかと言うと手抜きメニューです。初めての香り米に期待して食べ慣れたもので、という言い訳で。笑
子どもたちは、食べるときも「濃いお米の匂い」と言っていましたが、餃子に合う!と言って餃子もご飯もたくさん食べていました。これはいつものことではありますが・・・。でも、1つ、香り米だからかな?と思った点は、お味噌汁を最後に一気に片付けるように食べしてしまう、食べ順がなってない子どもたちが「お米とお味噌汁を一緒に食べる」と言って、お味噌汁に香り米を合わせて食べていたところです。聞けば「このお米(香り米)と食べるとお味噌汁が美味しい」とのこと。いつもお味噌汁が美味しくないの?と一瞬ツッコミそうになりましたが、、、ここは香り米が「おかずを引き立てる」からだとやはり思いました。夫はというと、いつもはガーッと食べてすぐにソファでゴロリというところが、なぜか香り米の時はゆっくり食事を楽しんでいました。「噛むたびに鼻から抜けていく香りに癒やされる」とのことで、ゆっくり食事を楽しむ豊かさってこういうことだよねって、いつもの自分の食事の仕方を反省(?)もしていました。笑
結局、具体的な香りの例えができないままでしたが、いつものお米を美味しい香り米に変えるだけで母親としては結構家族の変化があったと感じました。いつものお米を香り米に変えることで「お米のありがたさ」「お米の美味しさ」に気づくいい機会になると思います。あと、少しおかずの手抜きもできそうだな、とも思いました。笑

「高知の香り米」の香りは、なぜ「懐かしい」のか?

「プルースト効果」というものをご存知でしょうか?これは香りを嗅ぐことで昔の記憶が呼び覚まされる効果のこと。人間の脳の中で記憶を司る「海馬」は、嗅覚を感じ取る脳のエリアと近い場所にあるそうで、だから、香りが記憶に作用するのではないかと言われています。ちなみに「プルースト効果」の名前は、フランスの作家マルセル・プルーストの本からきています。 小説「懐かしい時を求めて」の中で、主人公がマドレーヌを食べた、時々昔の思い出がよみがえる場面があり、そこから引用された効果名とのこと。
 香り米の香りが、懐かしいと感じるということは、脳の海馬を刺激して何かの記憶を呼び覚ましているから、でしょうか。問題は、それが何の記憶なのか、ですよね。多くの人が「懐かしい」と言うからには、みんなが体験したことある共通の何か・・・。例えば、春や秋などに時々感じる季節の風の匂い?雨が降りそうな時の匂い?小学校の給食?・・・いったいどの記憶の懐かしさなのでしょうか。そして、懐かしさだけでなくその香りに「癒やされる」という声も多く聞こえてきます。懐かしい素敵な記憶といえば・・・、夏休み?おばあちゃんち?でもそれって人によって様々ですよね。この懐かしさの解明はなかなか追究のしがいがありそうです。高知の美味しい香り米が広まることで、この謎もきっと解けるのではないかと期待しながら、引き続き香りの謎を追い求めたいと思います。

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